■ 犬の歴史について    
     
               
     
   

 ヨーロッパの遺跡で発見された人骨の近くに犬の化石が見つかり、それがイエイヌと名づけられました。 現代のイエイヌが野生のイヌ科から進化したものとするのは自然な考えです。 オオカミだけでなくジャッカルやコヨーテなどもイエイヌの祖先ではないかと思われてます。 歴史的には1万5千年以上前に、オオカミから分かれたものと推定されてます。 DNAの研究では組成はオオカミとほとんど変わらないそうです。

 犬は最も古くから人間に家畜化されたと考えられる動物だそうで現在では「家畜」ではなく「家族」と言われるまでの存在になってます。祖先といわれてるオオカミは社会性が高く群れで生活をする動物です。 力関係、優位関係も群れの中にはあり、人間と生活する上で、似た様な感覚があります。 犬と人間はお互いを良い意味で利用しあう事でなくてはならないパートナーになりました。

   
     
     
     ■ 犬のサイズについて    
     
   

   
   


  犬はその大きさによって、小型犬(1〜10KG)、中型犬(10〜25KG)、大型犬(25〜45KG)、超大型犬(45〜90KG以上)に分類され、それぞれのサイズに応じて数多くの特徴が見られます。

  • 小型犬の場合、1回で1〜3匹の子犬を出産し、その体重率は母犬の5%近くあります。 それに対し大型犬の場合は8〜12匹出産しますが、子犬の体重比率は母犬のわずか1%です。
  • 成犬期の体重を比較すると、小型犬で出生時の20倍、中型犬で50倍、大型犬で80倍になります。 また、成長期間は小型犬は約8ヶ月、大型犬では18〜24ヶ月で成犬になります。
  • 体重1KGあたりの必要な代謝エネルギーを比較した場合、体重が50KGの犬と10KGの犬では、後者のほうが1.5倍程度代謝エネルギーを必要とします。 また消化管の重量比率が大型犬で全体重の2.7%なのに対し小型犬では7%にも及びます。 その結果、消化能力や消火管の丈夫さにも大きな開きがあります。
  • 平均寿命を比較した場合、小型犬の15年から中型犬の13年、大型犬の10〜11年と差があります。
  • 気質も体の大きさによって異なり、たいてい大型犬は小型犬よりもおとなしい傾向にありますが、生活にはより広い空間を必要とします。 
   
     
     
     ■ 犬の五感について    
     
     


※臭覚(しゅうかく)
 犬は人の100万倍の臭覚を有すると言われてます。 その臭覚で警察犬、麻薬犬、災害救助犬と幅広く人間社会で活躍しています。 犬にとって臭覚とは生きていくために最も欠かせない器官です。

 

   
     
     


※視覚(しかく)

 犬の視覚は、臭覚、聴覚に比べるとはるかに劣るそうです。 他の感覚器は生後まもなく働き出すそうですが、視覚は生後3週間頃から働きはじめます。 色の識別も確かな解明はまだされていません。 それぞれの犬種により視野も違うようです。 たとえば牧羊犬は180度近い視野を持つそうですが、競争犬は狭い双眼鏡のような視野をもつそうです。 目の付き方もそれぞれだそうです。

 

   
     
     


※聴覚(ちょうかく)

 人間よりもはるかに優れる聴覚です。 犬の可聴周波数は15000〜50000ヘルツで人間の16000〜20000ヘルツに比べ極めて敏感です。 人間には聞こえない超音波領域の振動も捉えることができるそうです。

 

   
     
     


※味覚(みかく)

 犬の味覚も視覚同様、よく解明されていないそうです。 研究途中ですが犬の味の好みは味覚だけでなく臭覚であるほうが現実的です。 しかし甘味に対しては好まれることもわかっているそうです。

 

   
     
     


※触覚(しょっかく)

 触覚はどの動物にも生きていくうえで大切な感覚です。 犬も子犬の時には母犬のぬくもりを全身に受けて育ちます。 おなかや耳の後ろ、背中などをなでられると気持ちよさそうにしています。 身体の先端にいくほど犬の触覚は敏感になるようです。